幸せの香りをあなたに

魅惑の動物性香料

 香りの芸術家といわれる調香師(パフューマー)は、数千種にもおよぶ天然そして合成の香料をかぎ分ける訓練をつみ、そのひとつひとつの香りを様々なイメージとともに脳裏に記憶させるといいます。
 そうした多くの香りの領域の中で、とくに異彩を放つ存在といえば“動物性香料”でしょう。
 「セクシーで暖かく人の肌から発散される香りにも似ている」と表現されるこの香りは、人間の感じる不快と心地良さとの微妙なハザマにあり、私たちの意識を捕らえて放さない魅惑的な香りなのです。

4種の動物性香料

 現在、香料として流通している天然の動物性香料は、以下の4種にとどまります。

 これらは動物の生殖活動に深いかかわりを持つ分泌物であったり、体内にできた結石と思われるもので、そのままの状態では強烈な悪臭を放ちますが、乾燥させることで芳香を発し、アルコールなどで極々薄めたり他の香料と調合することで、人々を魅了する深く暖かい芳香へと変化させことができるのです。
 また、香りを長持ちさせる保留剤としての効果も素晴らしく、調香にはなくてはならない存在といえるでしょう。
 それでは、それぞれの香りを詳しくみていくことにしましょう。

←「幸せの香りをあなたに」トップへ戻る
↑このページの一番上へ