香りと室礼作品

稲穂結びの書院飾り

稲穂結びの書院飾り

材料


 それでは、今回の材料をみていくことにしましょう。
 ベチバーとは、インドやインドネシアなどに自生するアジア特産の熱帯植物で、スッとした清涼感溢れるウッディー調の香りが魅力です。
 防虫剤としての歴史も古く、草は編み物の材料としてマットなどが編まれ、根はベチバーオイルを抽出するなど香料として利用されています。

 青木香は、中国やインドにある植物ウマノスズクサの根で、砕いて薫香・防虫剤に又、鎮痛や消炎の薬としても用いられます。
 緑色の鞘に包まれた可愛らしいカルダモンの実には、軽い苦味と渋味そして独特のクセになる風味があり、アラブの人々に大変好まれコーヒーとともに煮出すアラビアンコーヒーが愛飲されています。

 エッセンシャルオイル“パチューリ”は、“香りの強い草”との意味を持つ南アジア原産のシソ科植物ですが、意志の強いじつに印象的な芳香をそなえています。
 好き嫌いの大きく分かれる香りとも言えますが、持続性たかく魅惑的なパチューリの香りをぜひご体験ください。

 これら大陸を渡って日本へと辿り着いたエキゾチックな材料は、調合することでさらに神秘的な香りを生み出し、あなたに香料植物の多様さを感じさせてくれることでしょう。

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