香りと室礼作品

桜舞う日のポプリ

桜舞う日のポプリ

 桜の花漬けを主材料としてつくる桜のポプリ。めでたい日の桜茶につかわれる桜の花漬けは、お湯を注ぐとユックリと開き始め、桃色の花びらが優雅にユラユラ揺れる様がとても美しいですね。これは摘み取った桜の花を塩漬けし梅酢を加えてつくられていますので、ポプリが完成したばかりは梅酢の香りが強く感じられるかもしれませんが、飾っていくうちにそうした香りは抜け爽やかな桜本来の優しい芳香が残ります。ピンクの色合いが大変きれいですのでぜひお試し下さい。

 粗塩に香りの材料を漬け込むモイストポプリは、十八世紀のフランスで盛んにつくられた香りの楽しみ方です。熟成期間は2~3ケ月と長くかかりますが、粗塩には腐敗をふせぎ香りを保つ力があるので数十年も香りを楽しむことができるでしょう。ドライポプリでは決して生み出せない、甘く女性的な芳香がこのポプリの魅力です。
←「香りと室礼作品」トップへ戻る
↑このページの一番上へ