香りと室礼作品

兜包の五月飾り

兜包の五月飾り

 今回は邪気を払うといわれる薬草”菖蒲葉”と、礼法から生まれた折形を組み合わせデザインしてみましょう。

 折型とは、室町時代の武家社会において和紙に包んで贈り物をするという大切な礼節の一つとして誕生し、その中身によって多種多様な造形が生み出されました。
 特徴的なシボの入った高級和紙”檀紙”と布で作った菖蒲の若葉、爽やかな新緑の楓をあわせ、白と緑のシンプルながら格調高いお飾りへと仕上げていきます。

 季節を彩る室礼には、日々を丁寧におくりたいという願いと共に人をもてなす優しい心が著されているのですね。
 こうした作品は意外と場所を選ばず、コンクリート打ちっぱなしなどモダンな洋室の室礼としてもたいへん見映えがいたします。
 作品「杜若の結び文」と対にして飾っていただくと良いでしょう。

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