香袋やポプリの作り方が学べる香りの学校です。

香りの教室、香り花房(かおりはなふさ)
香りの情景

大地の香り

 大地の香りとは、そこで生まれ育った者の幼い心に焼きつき、いかに遠くに生きようとも瞬時にして脳裏によみがえる記憶でしょう。
 アジアの大地を感じさせる香料植物を調合し、美しい織り地の袋に詰めましょう。
 独特な風味を持つ豊かな芳香は、遥か遠い異国への憧れを膨らますものでした。

稲穂結びの書院飾り

 今から1200年前に日本へともたらされた様々な文様は、色鮮やかで躍動するように美しく、天平人の美意識を激しく刺激しました
 奈良の東大寺西北にある宝物殿には、飛鳥から奈良時代にかけて渡来し、「日本の美のルーツ」ともいえる貴重な織物や染織品が納められています。


東大寺・大仏開眼

 宮内庁が所轄するこの宝物殿には、聖武天皇の遺愛品とされる家具調度や服飾などの品々のほか、東大寺の大仏開眼供養など儀式に使用された用具も納められています。
 この時代、疫病や戦乱と続く不安の中で国家の安泰を願った聖武天皇は、巨大な大仏造営という大事業を試みました。
 752年4月9日、完成途中ながら盛大におこなわれた「開眼供養会」では、インドや中国などの高僧参列のほか、異国情緒あふれる伎楽の舞(仮面舞踊)などが奉納され、たいへんにエキゾチックな雰因気につつまれていたと伝えられます。

 そして近年、2002年の10月、東大寺は大仏開眼1250年の節目として「慶讃大法要(けいさんだいほうよう)」を催しました。
 その際には、正倉院に残る資料をもとに、紫根で染められた“紫の袈裟”、大仏開眼の筆と人々を結ぶ五彩の紐“開眼縷(かいげんる)”や“伎楽衣装”などが、現代の職人達の熱い志しと試行錯誤の末に復元され、華麗に執り行われました。

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