
2017年5月21日(日曜日)開催
『香り花房・かおりはなふさ』は、今年で開校25周年をむかえます。
節目のお祝いとして、白金にたたずむ畠山記念館の茶室に季節の室礼をほどこし、
組香という香木の香りを聞きあてる香席を開催いたします。
正式の場所を知るということは、とても大切なこと。
由緒ある空間で、皆様に日本の伝統文化に触れるお時間を過ごしていただきたいと思います。
ご参加をご希望の方は、当サイトお問い合わせよりメールにてお申し込みください。
『お香と室礼を楽しむ会のご案内』
春の明るい日差しにつつまれて、桜便りも聞かれる頃となりました。
皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度、畠山記念館にて「お香を楽しむ会」を開催する運びとなりましたので
ご案内をさせていただきます。
今回は、五月の風薫る季節にふさわしい組香を和の空間にてご体験頂くほか、
畠山美術館の特別展拝観と茶室の室礼飾り展示など、
皆さまに様々楽しんで頂ける趣向となっております。
初めての方が対象ですのでどうぞお気軽にご参加ください。
主催 香り文化研究所『香り花房』 宮沢敏子
名称 芙蓉の香莚(こうえん) 香道ご教授・林煌純(はやしきすみ)先生
日時 2017年5月21日(日曜日) 10時~15時半
香席 午前の部 11時~12時半
午後の部 13時半~15時
場所 畠山記念館 「明月軒・翠庵」 東京都港区白金台二丁目二十の十二
会費 1万円 (香席・点心の昼食・記念館特別展入場券を含む)
当日は、畠山記念館の10時会館にあわせてご来場いただき
記念館の案内板に従って明月軒までお越しの上、受付をお済ませください。
その後、香席のお時間までご自由に美術館や室礼の拝観・点心席でのご昼食をお楽しみください。
また、香水はお控えの上、洋装のお方は靴下をお持ちください。
日本の伝統文化に触れる良き一日となりますよう、準備を整え皆様のご来館をお待ちしております。
香道研究家
林煌純(はやしきすみ)先生のご紹介
林煌純先生は、千有余年にわたり練香の秘伝を伝える大内山家にて研鑽を重ね、
香道が確立された室町時代以前の薫香の哲学を学び、その精神を継承しています。
平成二十年の「源氏物語千年紀」に際しては、国立能楽堂にて初の試みで
あった能舞台での香筵(こうえん・香席の意)を行いました。
平成二十二年、京都国際日本文化研究センター共同研究員に任命。
また、都内大学において「香の文化と和歌」をテーマにした講座を受け持ち、
最近では駐日ラテン・アメリカ各国大使夫人に香道を指導、代官山のサロン
を起点とし香文化の普及に努めています。
お写真は、2015年秋に開催した「月見香の会」のものです。
鼓胴花入れにススキ秋草、有職飾り薬玉また、虫籠や蓮の香りなどの室礼で皆さまをお迎えしました。
今回の会場となる畠山記念館は、緑美しい苑内に茶室が点在し美術館も併設
ここが東京かと思うほどに静かで、
忘れていた日本の美の佇まいを思い出させてくれる場所といえるでしょう。
現在、端午そして初夏にふさわしい室礼飾りを制作中ですので、
どうぞ楽しみにいらしてください。
組香とは、数種の香木を焚きしめて香りを聞きあてるゲームのようなもの。
林先生の楽しい解説をお聞きしながらすすめていきますので
どうぞこの機会に、年々貴重になりつつある香木の奥深い香りをご体験ください。
『香り花房・かおりはなふさ』 宮沢敏子