
2014年 1月10日
明けましておめでとうございます。
今年も様々なことを学び、良い作品をお届けできますよう 努力してまいりたいと思います。
皆さまにとりまして、良き一年でありますこと心よりお祈りいたします。
わたしは、年末からお正月にかけてバリ島へいってきました。
この島が「神々の国」といわれる、そのゆえんに触れる旅となりましたので 少しお話ししましょう。
インドネシア・バリ島は、90パーセントがバリ・ヒンズー教徒の人々で
たいへん信仰深い日常をおくっています。
葉っぱで作られた器に盛られたお供えは、毎朝祈りとともに供えられるもの。
各家々にはかならず隣接して自家のお寺が建てられていますので
朝の街並みを通ると色鮮やかな供物がいたるところに目に入ります。
ホテルのフロントや各ヴィラの入口、
そしてなにげない土手や車の行き交う大きな交差点の道路の真中にまで供えられていますが、
あそこにはいったいどうやって置いたのでしょうね。
そうした供物は、やがて崩れバラバラになっていきますが
すべてが自然の植物で作られているため環境を汚すことはありません。
非常にナチュラルですね。
「収入の30%を信仰の為に使うので大変なんですよ」
とガイドのウイッキーさんがおっしゃっていましたが
バリの人々の深い信仰心に守られて、
なんだか良い一日を過ごせるような朝のスタートとなりました。
移動中、ちょうど村の神事に遭遇しました。
愛らしい子供の列を先頭に、頭に供物をのせた人々が続き、
白い布を巻いているのが僧侶の方々と伺いましたが
正装した衣装の色合いがとても綺麗ですね。
島内には歴史ある寺院が多数点在しています。
それらのなかでひとつ、とても感動的だった寺院史跡をご紹介しましょう。
オットと一緒の写真しかないので、少し恥ずかしいですがご覧ください。
寺院の入口では、サルンと呼ばれる腰巻を巻いてくださいます。
階段を下りたその先に降り立つと
空気そして光がまったく違うことに気づかれることでしょう。
その神聖な空間は、日本の神社仏閣で感じるものとはまた異なった
もっと土っぽいような、自然の生み出す霊気に加速されるような
さらに下にはみそぎを行う苔むした泉があり
滑りそうな階段を下りていくと、 豊満な肉体をした女神が一列にならび聖なる水を湛えています。
ウブドにあるこの寺院遺跡は
象の洞窟という名前の 「ゴア・ジャガ」寺院で、11世紀につくられました。
日本だとちょうど平安時代後期、源氏物語の執筆されたころですね。
この遺跡は、1923年ヨーロッパ人により発見されました。
そしてさらに崩れた石積や土砂の下から、1954年神秘的な泉・沐浴場が見つかり
驚きをもって世界中へと発信されたのです。
魔女ランダの印象的なレリーフの口から洞窟内部へと入ると
そのむかし修行者が瞑想したという15ものくぼみや
シバァ神の子供という象の顔をした知恵の神ガネーシャの像などが
1000年のときを経て包み込むように
私たちにを迎えてくれるのです。